クッキーを手作りしたことはありますか?クッキーとひとくくりに言っても、平たく伸ばして型でくり抜く型抜きクッキーや、冷凍庫で冷やし固めてカットするアイスボックスクッキーなど作り方で名前が変わってきます。
今回作り方を解説するクッキーは鉄板に絞り出して焼く、絞り出しクッキーです!
[chat face=”美味しいものを食べた女性.png” name=”食べっ子ちゃん” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]型抜きクッキーやアイスボックスクッキーは作ったことあるけど、絞り出しクッキーは初めて![/chat][chat face=”パティシエ.png” name=”パティシエ” align=”right” border=”gray” bg=”none” style=””]そうなんですね!絞り出しクッキーは口金の形や絞り方で形を変えることができて個性を出しやすいクッキーでもあります!今回は一緒に絞り出しクッキーのレシピを勉強していきましょう![/chat]
絞り出しクッキーのレシピ
[chat face=”美味しいものを食べた女性.png” name=”食べっ子ちゃん” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]絞り出しクッキーの材料は他のクッキーのと違いはあるの?[/chat]
[chat face=”パティシエ.png” name=”パティシエ” align=”right” border=”gray” bg=”none” style=””]絞り出しクッキーの材料は他のクッキーの材料に比べて卵やバターの量が多く、柔らかい生地に仕上がるのが特徴で軽くてサクッとしてます。[/chat]
では早速絞り出しクッキーのレシピを見ていきましょう!
絞り出しクッキー | |
材料 | 分量 |
薄力粉 | 90g |
無塩バター | 75g |
粉糖 | 30g |
卵 | 15g |
生地のかたさや形はどうする?絞り出しクッキーのポイントを知ろう♪
今回の配合は上記から参考にさせていただきました。アレンジでココアパウダーを入れたり、チョコレートでコーティングしてみるのもお勧めです♪
準備する道具:計量器、ボール、ゴムベラ、ふるい器、ホイッパー、絞り袋、口金、オーブンシート、オーブン
絞り出しクッキーの簡単な作り方
[chat face=”美味しいものを食べた女性.png” name=”食べっ子ちゃん” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]絞り出しクッキーを作るの難しそうだなあ・・・。[/chat]
[chat face=”パティシエ.png” name=”パティシエ” align=”right” border=”gray” bg=”none” style=””]コツを掴めば誰でも可愛くて美味しいクッキーを作ることができます![/chat]
下準備
バターを常温に戻しておく
絞り出しクッキーで特に重要なポイントとなるのがこの準備です。絞り出しクッキーでは生地の温度が重要になってくるので、バターは指で軽く押したときに簡単にへこむくらいになるまで常温に置いておきましょう。
薄力粉・粉糖は振るっておく
薄力粉と粉糖をふるっておくことで、他の材料と混ざりやすくダマになりにくくします。
オーブンを170度に予熱する
生地が出来上がったらすぐにオーブンに入れれるように予熱はあらかじめしておきましょう。
①バターに砂糖を加えて混ぜる
ボールに常温に戻したバターを入れてゴムベラでほぐし(この時の硬さはマヨネーズくらい)粉糖を加え、滑らかになるまで混ぜていきます。
②卵を加えて混ぜ合わせる
①にあらかじめときほぐしておいた卵を少しづつ入れながらホイッパーで混ぜていきましょう。しっかり乳化するまで混ぜましょう。(この状態でバターが固かったらダマになってしまうので注意!)
③ふるっておいた薄力粉を加えて混ぜ合わせる
ふるっておいた薄力粉を一気に加えゴムベラに持ち替えてさっくりと混ぜ合わせていきます。生地が滑らかになるまで混ぜましょう。(混ぜすぎたら硬いクッキーになってしまうので注意!)
④生地を鉄板に絞り出していく
③の生地を口金を付けた絞り袋に入れてオーブンシートを敷いた鉄板に絞り出していきます。(口金の形は丸形や星口金などを使ってお好みの形に絞りましょう。)焼くと少し広がるので間隔をあけて絞っていきましょう。
〈丸口金でできる形〉
・丸型:鉄板と垂直に絞り袋を持ち、生地を絞りましょう。
・ハート形:アルファベットの「v」を描くように絞り出します。↘↙この矢印のように2回に分けて絞り出しましょう。絞りはじめを太く、終わりを細くなるように、すっと力を抜いてしずくのような形になるようにしましょう。
〈星口金でできる形〉
・ローズ型:ひらがなの「の」の字を書くように中心からぐるっと一周させて絞りましょう。
・シェル型:ハート型と同様に、↘この矢印のようにはじめを太く、終わりを細くしずくのような形になるように絞り出しましょう。
まだほかにも絞り方はありますが、基本の形はこれらになります。
⑧170度のオーブンで13分ほど焼く
170度に予熱しておいたオーブンで約13分焼成します。焼けたら鉄板の上で粗熱が取れるまで冷ましておきましょう。
「絞り出しクッキー」失敗原因と対処法
[chat face=”美味しいものを食べた女性.png” name=”食べっ子ちゃん” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]早速絞り出しクッキーを作ってみようかな![/chat]
[chat face=”パティシエ.png” name=”パティシエ” align=”right” border=”gray” bg=”none” style=””]その前に絞り出しクッキーのよくある失敗原因とその対処法をご紹介しますね。[/chat]
絞り出しクッキーを作る際にダマになってしまう
生地を作ってしまう際にダマになってしまうのは何が原因なのでしょうか?
バターを常温に戻さずに使用した
バターを常温に戻さずに使用してしまうと、うまくほかの材料と混ざれなくなってしまうのでダマになってしまいます。ダマになってしまったバターは均一な焼き上がりにならず、口当たりも悪くなってしまうのでバターはしっかり常温に戻して使用しましょう!
薄力粉をふるっていない
薄力粉をふるっていないとダマになったり不純物が入ってしまったりする恐れがあります。またダマになってしまうとバターと同様に均一に焼きあがらなかったり口当たりも悪くなるので薄力粉は振るって使用しましょう!
滑らかに絞り出せない
生地ができたから絞り出していこう!となった時になかなか生地が絞り袋から出てこないなんてことはありませんか?力づくで絞り出したら生地の圧力で絞り袋が破けてしまったなんて失敗もよく耳にします。そのようなときはどうしたらいいのでしょうか?
バターの温度が低すぎる
使用しているバターの温度が低すぎると生地自体が固く仕上がってしまい、なかなか滑らかに絞り出すことが難しくなります。適切なバターの温度(約25度)を保ちながら作ってみましょう。
薄力粉を入れてから練りすぎている
薄力粉を生地に入れてからあまり練りすぎてしまうと「グルテン」というものが出てきてしまいとても硬い生地になってしまいます。薄力粉を入れてからは滑らかな状態になるまで混ぜましょう。そして生地ができたら手早く絞っていきましょう。絞っている段階でもグルテンは形成されやすいので注意しましょう。
[chat face=”パティシエ.png” name=”パティシエ” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]グルテンは食べ物に粘り気や弾力を与える効果があるもので、主にパン、パスタなどで小麦粉をしっかり練って作られます。[/chat]
[chat face=”美味しいものを食べた女性.png” name=”食べっ子ちゃん” align=”right” border=”gray” bg=”none” style=””]パンとかのモチっとした食感はグルテンがあるからなんだね![/chat]
焼成後、生地がだれて絞り跡が残らない
絞り出す工程もうまくいったのにオーブンから出してみると、くっきり出ていた絞り跡もほとんどなくなってる!なんてことはありませんか?この原因は何なのでしょうか?
生地の温度が高すぎる
先ほどはバターの温度が低すぎると滑らかに絞り出すことができないとご紹介しましたが、逆に温度が高すぎると焼成中にバターが溶けだしてしまい、絞り跡が消えてしまうことがあります。バターの硬さの目安は、マヨネーズくらいがベストです!
完全に溶けてしまったら氷水などで冷やしながらちょうどいい硬さになるように調整しましょう。
卵黄を使ったレシピで作っている
絞り出しクッキーは卵黄、全卵、卵白などでも仕上がりが変わってきます。味わいなども変わってくるため、以下の表を参考にしてお好みで作ってみるのもいいかもしれません^^
卵で絞り出しクッキーに影響を与えるもの | |||
卵黄 | 全卵 | 卵白 | |
味 | コクがある
もろくて、ホロっとしている食感 |
卵黄、卵白の中間 | あっさりしている
固くて、サクッとした食感 |
仕上がり | 焼き色が付きやすく絞り跡が出にくい | 卵黄、卵白の中間 | 焼き色があまり出ないが絞り跡は出やすい |
材料の代用
[chat face=”美味しいものを食べた女性.png” name=”食べっ子ちゃん” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]よし!作り方は完璧!あとは実践だね!ちなみに代用できる材料ってあるのかな?[/chat]
[chat face=”パティシエ.png” name=”パティシエ” align=”right” border=”gray” bg=”none” style=””]代用できる材料はいくつかあるのでご紹介していきますね![/chat]
バターはマーガリンで代用可能
レシピにあるバターはマーガリンでも代用可能です。しかしクッキーの最大の特徴であるバターの風味がなくなるのでそこは注意しましょう。
コスパがいいので、節約したい方にはお勧めです。またちょっと贅沢したい方には「発酵バター」もおすすめです。[chat face=”パティシエ.png” name=”パティシエ” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]発酵バターとは、原料のクリームに乳酸菌を加えてじっくり発酵させて作られたバターで風味がいいのはもちろん、コクが深まったりとワンランクアップしたお菓子を作ることができます♪[/chat]
全卵は卵黄や卵白でも代用可能
先ほどもご紹介しましたが、全卵は卵黄や卵白でも代用可能です。どれが正解というわけではないので、仕上がりや味の違いでお好みのものを使用するのをお勧めします♪
[chat face=”パティシエ.png” name=”パティシエ” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]レシピにある粉糖は滑らかな生地を作ったりサクサクとした食感に欠かせないものとなるので絞り出しクッキーでは代用しないことをお勧めします![/chat]
まとめ
いかがでしたか?
絞り出しクッキーは口金や絞り出し方で形を自在に変えることができ、チョコレートをかけたり、ココアパウダーを使用して生地の味を変えたり様々なアレンジをすることができます。
また、他のクッキー生地とは違って、生地を作ったらすぐに絞り出して焼成できるので短時間で完成するのも魅力の一つといえますね!では最後に作る時のポイントをおさらいしましょう!
・バターは常温に戻し、マヨネーズくらいの硬さになるようにしましょう。
・薄力粉と粉糖は振るって使用しましょう。
・生地の練りすぎには注意しましょう。
・お好みの味、仕上がりによって使用する卵を変えましょう。
[chat face=”パティシエ.png” name=”パティシエ” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]手作りの絞り出しクッキーは密閉された空間に乾燥剤を入れて1週間から10日で食べきるようにしましょう![/chat]
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