「オペラ」と聞いてあなたは何を思い浮かべますか?
もしかすると、演劇のオペラを思い浮かべる方も多いかもしれません。
今回紹介するオペラは、チョコレートケーキで、演劇のオペラと深い関係があります。
- オペラとは
- オペラの由来
- オペラの作り方
- オペラのきれいな層を作るコツ
- もっと簡単な作り方・本格的な作り方
この記事では、こちらを解説します!
オペラとは

「オペラ」とは、リキュールのシロップを生地にしみこませ、ガナッシュやコーヒーのクリームを重ね、その上にチョコレートでコーティングしたチョコレートケーキです。
オペラはフランスのパリの老舗洋菓子店「ダロワイヨ」のオーナーが、自分の名前にちなんで「クリシー」と名付けたケーキが元となっています。
のちに、クリシーは「オペラ」という名前となり、今ではフランスを代表するケーキの1つとなっています。
クリシーから、オペラという名前になった由来は諸説あります。
- オペラ座の近くにあったから
- 金箔がオペラ座のドームにある彫像アポロンが持っている黄金の琴に似ているから
- 何層にも重なっているケーキの層がオペラ座の観客席に見えるから
- オペラ座に出演しているプリマドンナのために作られたケーキだから

「オペラ」という名前のケーキだけあって、演劇のオペラと深い関係にある由来ばかりです。
オペラの簡単な作り方


ほろ苦いコーヒーに、チョコレートの甘さが引き立つオペラ。
洋菓子店へ行けば、定番のケーキですよね!
高級感が漂う大人の味のオペラを自分で手作りできたら、家にいながら贅沢な時間を過ごせること間違いありません!
オペラの簡単な作り方を紹介します。



本来はアーモンドをたっぷりと使った生地が使われますが、オペラは工程が多く、難易度がとても高いケーキなので、ホットケーキミックスで手軽に作れるレシピを紹介します!
準備する道具:ボウル、ゴムべら、泡だて器、ラップ、天板、クッキングシート、竹串、ラップ、耐熱容器、ハンドミキサー
37×25cm天板1枚分
<生地> | ホットケーキミックス 卵 牛乳 | 200g 1個 200ml |
<コーヒーシロップ> | 砂糖 水 インスタントコーヒー ブランデー | 80g 100ml 5g 10ml |
<ガナッシュ> | チョコレート 牛乳 | 100g 60g |
<コーヒーバタークリーム> | 無塩バター 水 砂糖 卵黄 インスタントコーヒー | 80g 30ml 80g 40g 5g |
<コーティングチョコレート> | チョコレート | 1枚 |
<デコレーション> | 金箔 | 適量 |
下準備
- オーブンを210度に予熱する
- バターを室温に戻しておく
オペラの作り方
卵と牛乳を混ぜ合わせ、ホットケーキミックスを加え、よく混ぜる。
天板にクッキングシートを敷き、生地を流し込む。
210度に予熱したオーブンで10~13分焼く。



表面が薄いキツネ色になり、竹串で刺したときに生地がくっつかなければOKです!
クッキングシートをはがし、乾燥しないようにラップで包む。
水と砂糖を耐熱容器に入れ、電子レンジで沸騰するまで熱する。
粗熱が取れたら、インスタントコーヒーとブランデーを入れて溶かす。
耐熱容器にチョコレートと牛乳を入れ、湯せんして溶かす。



泡立たないようにゆっくり混ぜましょう!
耐熱容器に水と砂糖を入れ、しっかり沸騰するまで電子レンジで加熱する。
ボウルに卵黄を入れ、ハンドミキサーで泡立て、少しずつ水と砂糖を加え混ぜる。
バターを加え混ぜ、インスタントコーヒーを加え混ぜる。
コーティングチョコレートを湯せんで溶かす。
生地を3等分し、そのうちの1枚にチョコレートを塗り、乾かす。



残りのコーティングチョコレートは仕上げで使います!
チョコレートを塗った生地を裏返し、シロップを打つ。コーヒーバタークリームを半量塗る。
別の生地にシロップを打ち、シロップの面を下にして重ね、表面にもシロップを打ち、ガナッシュを塗る。
最後の生地にシロップを打ち、同様に重ね、残りのコーヒーバタークリームを塗る。



下からコーティングチョコレート→コーヒーバタークリーム→ガナッシュ→コーヒーバタークリームの順です。
冷蔵庫で2時間以上しっかり冷やす。
STEP6のコーティングチョコレートの残りを表面に流し、広げる。冷蔵庫で冷やす。
お湯で温めた包丁で四辺を切り落とす。
金箔でデコレーションをする。



本格的な生地の作り方は「アーモンドプードルを使う」でご紹介します!
オペラのきれいな層を作るコツ


作業の工程が多く、手間と時間がかかることから、難易度の高いお菓子オペラ。
本格的に作るからには、失敗したくないですよね!
オペラといえば、きれいに重なった層が特徴です!
きれいな層のオペラを作るには、組み立てのときに、生地をバットなどの平らなもので軽く押し付けるといいですよ♪
あまり強い力で押し付けてしまうと、生地がつぶれてしまい、食感が悪くなってしまうため、注意が必要です。
オペラの材料の代用


オペラの生地を作る際、ホットケーキミックスで作る方法を紹介しましたが、他にも方法があります。
- カステラを使う
- アーモンドプードルを使う
前者は難易度を格段に下げており、後者は難易度がかなり上がります!
お菓子作り初心者の方はカステラを、上級者の方はアーモンドプードルを使ってみてはいかがでしょうか?
カステラを使う
泡立てが必要ないため、時間も洗い物も大幅に激減するためには、カステラを使うのもおすすめです!



とにかく手間がかからずに作りたい場合、ザラメがないカステラがおすすめです♪
カステラを薄く切って、ガナッシュやコーヒーバタークリームを重ねましょう!
アーモンドプードルを使う
本格的なオペラはアーモンドがたっぷりと使われます。
作るための工程がかなり増えますが、より本格的にオペラ作りを楽しむにはおすすめです!



アーモンドプードルを使った生地のレシピを紹介します!
全卵 | 2個 |
☆アーモンドプードル | 80g |
☆粉糖 | 80g |
☆薄力粉 | 20g |
卵白 | 2個 |
砂糖 | 20g |
★インスタントコーヒー | 5g |
★水 | 10ml |
- ☆は合わせてふるっておく
- ★は合わせておく
- 材料は全て室温に戻しておく
- オーブンを210度に予熱しておく
全卵を泡立て、☆を加え、もったりするまで泡立てる。
★を加えさらに泡立てる。
別のボウルに卵白と砂糖を入れ、角が立ってお辞儀をするくらいまで泡立てる。
STEP1の生地材料にSTEP2のメレンゲを2回に分けて加え、切り混ぜる。
クッキングシートを敷いた天板に生地を流し、コルヌで広げる。
210度に予熱したオーブンで10~13分焼く。



オーブンは機種によるため、様子を見ながら焼いてくださいね!
同様に表面が薄いキツネ色になり、竹串で刺したときに生地がくっつかなければOK!
まとめ


オペラは1つ1つの作業は難しくはないですが、工程が大変多く、難易度が上がります。



2日に分けて作るのもおすすめです!
- オペラとは
- オペラの由来
- オペラの作り方
- オペラのきれいな層を作るコツ
- もっと簡単な作り方・本格的な作り方
この記事では、上記を紹介しました。
- オペラはチョコレートケーキ
- 名前はオペラ座に由来
- きれいな層を作るには、平らなもので軽く押し付ける
- カステラを使うと時短・洗い物激減
- ホットケーキミックスを使うのもおすすめ
- 本格的に作るならアーモンドプードルを使う
濃厚で大人な味のオペラを自分で作って、贅沢な時間を楽しんでくださいね♪
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