ロールケーキを作ったことはありますか?最近ではコンビニスイーツなどでも定番化してきてますよね!
フワフワしっとりのロール生地にコクのある生クリームの相性はばっちりでいくらでも食べれるくらい私は大好きです!
フルーツとの相性もよくアレンジし放題なのもいいですよね。
この記事では、ロールケーキの簡単レシピとよくある失敗原因&その改善法を徹底解説していきます!
「難しそう」、「失敗しそう」と思っている方にも分かりやすく解説していきますのでこれを読んで美味しいロールケーキを作っていきましょう!
「ロールケーキ」レシピ
早速ロールケーキのレシピを見ていきましょう♪
28cmロールケーキ用鉄板の配合です。
材料 | 量 |
---|---|
卵 | Ⅿサイズ 2個 |
上白糖 | 75g |
薄力粉 | 45g |
牛乳 | 15g |
無塩バター | 5g |
生クリーム | 150g |
グラニュー糖 | 12g |
準備する道具:ボール、ハンドミキサー、ゴムベラ、ふるい器、28cmロールケーキ用鉄板、オーブンシート、鍋、計り、オーブン、ケーキクーラー、泡立て器、カード、包丁、定規
[chat face=”パティシエ.png” name=”パティシエ” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]ケーキ屋さんでは薄力粉の代わりに米粉を使用したしっとり食感のロールケーキを作ったり、フルーツを入れてフルーツロールにしたりそのお店で様々なアレンジをしています。[/chat]
「ロールケーキ」簡単な作り方
ロールケーキを作るのは難しそう・・・。と思っている方もいるかもしれませんが、ポイントをしっかり押さえれば大丈夫です!
ではロールケーキの作り方を見ていきましょう!
下準備
・計量は済ませておきましょう。
・型に敷紙を敷いておきましょう。(ロールケーキ用鉄板より一回り大きく切ったオーブンシートの四隅を中央に向かって5,6cmほど(鉄板の高さくらい)切り込みを入れます。そうすると型に敷いたときにぴったりフィットしやすいです!)
・オーブンを度170度に予熱しておきましょう。
・牛乳とバターを合わせて湯せんで溶かしておきましょう。(溶かした後に冷めないように注意しておきましょう。)
①卵をほぐし、上白糖を加えてモッタリするまで泡立てる。
ボールに卵を割り入れ、ハンドミキサーでサラサラになるまでほぐします。ほぐれたら上白糖を入れ湯せんにかけながら高速で泡立てていきます。(卵の温度は人肌より少し高い程度)泡立てていくとミキサーから落ちる生地がしっかりと残るくらいになります。
卵を温めながら混ぜることで生地に空気を取り込みやすくしっかりと泡立てることができます。
②低速で泡立てて生地のキメを整える
①の段階では生地のキメが荒くそのまま焼いてしまうと大きな穴が残ってしまうため、ハンドミキサーを低速に設定してキメを整えていきましょう。
大きな泡がなくなり艶のある状態になればOK
③薄力粉を2回に分けてふるい入れていきます。
薄力粉の1/2を②のボールにふるい入れゴムベラで切るように混ぜていきます。2回目も同様に加えていき、艶が出るまで気泡をつぶさないように丁寧に混ぜていきましょう。
2回に分けることでダマになるのを防ぎます。
④溶かしておいた牛乳とバターを加える
溶かしておいた牛乳とバターが入ったボールに生地を少量入れなじませていきます。きれいに混ざったら生地に回しいれ気泡をつぶさないように手早く混ぜていきましょう。
バターや牛乳に含まれる油分は気泡を壊してしまう性質があるので、一度生地となじませておくことで、気泡が壊れにくくなります。
⑤型に流しいれてきれいに均していく
型に生地を流しいれてカードできれいに均していきます。最初に型の四隅に生地を広げ、鉄板を回転させながら伸ばしていくときれいに均しやすいですよ♪伸ばした後は鉄板を台にたたいて気泡を抜いていきましょう。
ここでも手早く行うのがポイントです。手間取ってしまうと気泡が壊れ、ふんわりした生地ができなくなってしまいます。
きれいに均すことで均一に火が通り、上手に巻くことができます。
⑥170度で約15分焼いていく
表面がこんがり焼けたらOKです。焼けているかのチェックは生地を手で押したときに弾力があり、元に戻れば大丈夫です。押したまま生地がへこんでいたらまだ生焼けなのでもう少し焼いてみましょう。
⑦鉄板から外しケーキクーラーで冷ます
鉄板からオーブンシートを滑らせ生地を型から外しましょう。熱いのでやけどに注意しながら行ってください。粗熱が取れたらラップなどで表面を覆って、乾燥を防ぎます。
ラップで乾燥を防ぐことで巻いた時のひび割れを防ぎます。
⑧生クリームにグラニュー糖を加えて7分立てにする
生クリームにグラニュー糖を加えて氷水にあてながら7分立てになるまで泡立てていきます。(混ぜている筋が残りハンドミキサーを持ち上げたらお辞儀するくらいの硬さ)
⑨生地の焼き面を下にして裏に生クリームをのせて広げる
ロール生地にオーブンシートをかぶせて裏返しにした後、敷紙を丁寧に剥がしていきます。
生地の裏面に先ほどの生クリームを8分立てにしてカードで塗り広げていきます。(少量生クリームを残しておきましょう)
手前を少し分厚くなるように塗り広げるときれいに巻きやすいですよ♪
⑨手前から生地を持ち上げ巻いていく
生地を手前から一気に巻いていきます。巻いたら冷蔵庫で30分以上休ませましょう。
巻き方のポイント
①生クリームを分厚く塗ったほうを手前にして持ち上げてロールケーキの軸を作ります。
②オーブンシートを前に引っ張って一気に巻きます。
③サイドに残してあった生クリームを詰め込んで、空洞を埋めていきます。
④定規などで巻き終わりをギュッと締めていきます。(オーブンシート越しにロールケーキの巻き終わりに定規を当てて中の空洞をなくすようにギュッと締めていきましょう。)
⑩ロールケーキをお好みの分厚さにカットする
カットするときは温めたナイフを使いましょう。毎回カットするたびにナイフについた生クリームをきれいにふき取ることできれいにカットできます。
カットするときは優しく前後に動かして切ります。
押し切りするとロールケーキがつぶれてしまうので注意しましょう。
「ロールケーキ」の失敗原因と対処法
頑張って作ったのに、ぺちゃんこの生地ができた。生地がしっとりせずパサパサになった。巻くときにひび割れてしまった。なんてことはありませんか?
[chat face=”パティシエ.png” name=”パティシエ” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]私はよくあってすごく落ち込んだ経験があります・・・。特にひび割れが多くて悩みました泣[/chat]
このような失敗が起こる原因とその対処法をまとめてみましたのでこれを読んでロールケーキマスターになっちゃいましょう!
ロールケーキの生地がぺちゃんこになる原因
ロールケーキの生地がフワフワにならずぺちゃんこになる原因は生地に含まれる気泡にあります。
卵の泡立て不足
ロールケーキやスポンジ生地は生地に含まれる気泡がオーブンによって加熱されることで膨張しフワフワの生地になります。なので卵を泡立てる工程でしっかりと泡立てることができなければ気泡の少ない生地となってしまいぺちゃんこになってしまいます。
泡立てを見分ける目安は、生地をホイッパーから垂らしたときに筋がしっかりと残っていればOKです。すぐに消えてしまうようなら泡立て不足です。もう少し泡立ててみましょう。
薄力粉をいれてから混ぜすぎた
せっかく卵の泡立てがうまくいってもその後の薄力粉を入れてから混ぜる工程で気泡を壊してしまったら、意味がなくなってしまいます。
とにかく気泡を壊さないように気を付けましょう!ゴムベラで切るように、底からすくい上げるように混ぜましょう!
バターと牛乳の温度が下がってしまった
バターは冷えると硬くなりますよね。そうなると柔らかい生地と合わせるときに混ざりにくくなってしまい必要以上に混ぜないといけなくなります。先ほどの失敗原因にもあったように混ぜすぎてしまうと気泡が壊れてしまい、ぺちゃんこの生地ができてしまいます。
バターと牛乳が冷えないように作業の直前に溶かすか使うまで湯せんにつけておきましょう。
ロールケーキがひび割れる原因
せっかくきれいに生地を焼くことができたのに巻いてみると大きなひび割れができた・・・。なんてことはありませんか?ロールケーキのひび割れの原因は生地の質にあります。
ロールケーキが厚すぎる
ロールケーキを巻く際に生地が分厚すぎるとその重みで折れてしまったりひび割れてしまうことがあります。
実際に使う鉄板のサイズと、レシピの鉄板のサイズがあっているかチェックしてみましょう!
生地が乾燥してしまった。
生春巻きの皮を想像したら分かりやすいかもしれませんね。生春巻きの皮はそのままだとパリパリで中の具材を巻くことは不可能ですが、水で戻すと曲がりやすくなって簡単に巻くことができます。ロールケーキの生地も乾燥すると硬くなってしまうので、乾燥には注意しましょう。
焼きあがって粗熱が取れたらラップで覆って乾燥を防ぎましょう!
ロールケーキの生地がパサパサになる原因
見た目は上手にできても食べてみるとパサパサだったら悲しくなっちゃいますよね。生地がパサパサになる原因は生地の混ぜ方にあります。
薄力粉が完全に混ざり切っていない
薄力粉は生地のつなぎになる重要な材料で、混ぜるのが足りないと、キメが荒くなりパサパサした食感になってしまいます。
粉気がなくなるまで混ぜてみましょう。混ぜすぎて気泡が壊れてしまうのに注意しましょう!
最後に低速で泡立てなかった
最後にハンドミキサーを低速に設定せずに泡立ててしまうとキメの粗い生地になってしまいます。気泡を細かなものにすることで舌触りのいい生地にしあげることができます。
最後にハンドミキサーを低速に設定してキメが細かくなるまで泡立てましょう。
ロールケーキの材料の代用
さあ作ろう!となった時に「あれがなかった・・・。」「材料が少ししか残っていなかった」なんてことはありませんか?
[chat face=”パティシエ.png” name=”パティシエ” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]また買い出しに行かなきゃと思っている方は先にこれを読んでみてください![/chat]
代用できる材料もありますので良ければ参考にしてみてください。
牛乳は豆乳でも生クリームでも代用可能
バターと一緒に溶かす牛乳は豆乳でも代用可能です。また生クリームでも代用可能です。生クリームを使用する場合は、油脂分が多いのでバターと牛乳を合わせた量を使用しましょう!
グラニュー糖は他の砂糖でも代用可能
グラニュー糖は上白糖などでの砂糖でも代用可能です。砂糖でも甘さの感じ方や味が変わってくるので分量を調節しながら作ってみましょう!
無塩バターはケーキ用マーガリンやサラダ油でも代用可能
無塩バターはケーキ用マーガリンやサラダ油でも代用可能です。バターはどうしてもコストが高いのでマーガリンに変えるのもお勧めです。サラダ油で作ると全体的にあっさりした生地に仕上がります。あっさりが好きな方にはお勧めです!
薄力粉は米粉でも代用可能
薄力粉は米粉でも代用可能で、米粉で作ることで柔らかさが増します。私自身は米粉と薄力粉を混ぜて作ることが多いです。お好みの配合で作ってみるのもお勧めです♪
アレンジレシピ
いつものロールケーキに飽きた人、周りと差をつけたい人におすすめのアレンジレシピをご紹介します!
ちっちゃなホールケーキのようなロールケーキ
ロールケーキカット | 2個 |
---|---|
泡立てた生クリーム | 100g |
お好みのフルーツ | お好きな量 |
①ロールケーキ1個を横に倒しておきます。
②表面に少し生クリームを塗り広げます。
③お好きなフルーツを散らして、その上から生クリームで覆いかぶせます。
④2個目のロールケーキでサンドします。
⑤周りに生クリームを塗っていきます。
⑥フルーツを飾ったり生クリームを絞ってお好きなデコレーションをしましょう!
[chat face=”パティシエ.png” name=”パティシエ” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]ホールケーキより小さいのでお手軽にできちゃいます。市販のロールケーキでお子さんと一緒に作るのもいいですね![/chat]
ホームパーティーにもってこい!ドームケーキ
ロールケーキ | 2本分くらい |
---|---|
生クリーム | 2パック(400ml) |
グラニュー糖 | 40g |
お好みのフルーツ | 適量 |
①ロールケーキを1cmほどにスライスします。
②ラップをしたボールにロールケーキを敷き詰めていきます。(ドームケーキの外壁になる部分を敷き詰めていきます。)
③生クリームにグラニュー糖を入れて8分立てになるまで泡立てます。
④②のボールに生クリーム→フルーツ→ロールケーキ→生クリームの順で詰め込んでいき最後にロールケーキで蓋をします。
⑤1時間ほど冷蔵庫で寝かしておきます。
⑥ボールから外しラップを優しく剥がして泡立てた生クリームを全体に塗っていきましょう!
⑦フルーツで飾りつけしましょう!
[chat face=”パティシエ.png” name=”パティシエ” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]ボリューム満点でお友達が来るときに作ると喜ばれること間違いなしです![/chat]
まとめ
いかがでしたでしょうか?ロールケーキは難しい、私にはできないと思っている方もいるかもしれませんがポイントを押さえれば簡単に作ることができます。
最後に作る時のポイントをおさらいしましょう!
・卵は空気を取り込みやすいように湯せんで温めながら泡立てる。
・バターは気泡を壊しやすいので一度生地となじませておく。
・薄力粉を手早く混ぜて気泡を壊すのを防ぐ。
・生地を乾燥させないように、ラップで覆う。
・カットするときはその都度ナイフを温めておく。
ロールケーキは当日に食べきるのがお勧めです!フルーツを入れないのは二日以内に食べきるようにしましょう!
ポイントを押さえて美味しいロールケーキを作ってみてください♪
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